改良された特性を有する高立体規則性ポリプロピレン
专利摘要:
40μm以下の平均粒径を有し、ハロゲン化マグネシウム、少なくとも1つのTi−ハロゲン結合を有するチタン化合物、並びに、その1つがドナーの全量に対して15〜50モル%の量で存在し、下記の式(I):(式中、基R1及びR2は、互いに同一か又は異なり、場合によってはヘテロ原子を含む、C1〜C20の線状又は分岐のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、又はアルキルアリール基であり;基R3及びR4は、互いに同一か又は異なり、C1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C5〜C20アリール、アリールアルキル、又はアルキルアリール基であり、但しこれらの少なくとも1つは分岐アルキルである)のスクシネートから選択される少なくとも2種類の電子ドナー化合物(ここで、該化合物は、式(I)の構造において示されている2つの非対称炭素原子に関してタイプ(S,R)又は(R,S)の立体異性体、及び特性分析の項において開示されている抽出性の試験に基づいて30モル%超が抽出可能な少なくとも1種類の他の電子ドナー化合物である)を含む固体触媒成分。なし 公开号:JP2011506718A 申请号:JP2010538570 申请日:2008-12-09 公开日:2011-03-03 发明作者:ヴィチェンツィ,パオロ;パトロンチーニ,ジョヴァンニ 申请人:バーゼル・ポリオレフィン・イタリア・ソチエタ・ア・レスポンサビリタ・リミタータ; IPC主号:C08F4-654
专利说明:
[0001] 本発明は、特定の平均粒径を有し、Mg二ハロゲン化物、少なくとも1つのTi−ハロゲン結合を有するTi化合物、及び特定の種類から選択される少なくとも2種類の電子ドナー化合物を含む、オレフィン、特にプロピレンの重合用の触媒成分に関する。本発明は更に、かかる触媒成分を含む触媒系の存在下で行うオレフィンを重合するための気相法に関する。] 背景技術 [0002] 気相反応器の挙動は当該技術において周知である。正しく運転すると、この種の重合法は比較的低い投資コストで良好な特性を有するポリマーを与えることができる。気相反応器においては、反応器の処理量は、流動床から取り出すことができる重合熱の量に比例する。熱は、再循環気体を用いて交換し、幾つかのプロセスにおいては部分的な凝縮が起こり、得られる液体はポリマー床中に注入される。この場合には、プロセスは凝縮モードで運転していると言うことができる。] [0003] 反応器の処理量は、一般に、気体質量流量を流動化気体速度の限界値によって許容される値まで増加させることによってその最大値まで押し上げられる。この限界値を超えると、ポリマー粒子の相当部分が再循環気体によって連行され、その結果、気体再循環パイプ及びファンの被覆が起こり、熱交換器チューブ及び分配グリッドが閉塞する。その結果、メンテナンスコストがより高くなり、製造時間がより長くなり、製造ロスも伴う。] [0004] 連行速度は粒子の寸法及び密度の一次関数(direct function)である。粒子がより大きく及び/又はより密になると流動化気体速度がより高くなり、したがって気体速度を最適にするためには、小さなポリマーフラクションを避けながら、ポリマー密度を最終用途のグレードに許容される最大値以下に保持しなければならない。] [0005] 小さなポリマーフラクション、所謂微細粒子(通常は125μmより小さい直径又は半径を有すると考えられる)は、重合の初期段階中における高い活性のために触媒が不規則に破砕するようになった場合に生成する。一般的な知識によれば、小さな粒子の他の源は、特にEP−B−713888において説明されているような30μmより小さいような小さい平均粒径を幅広い粒径分布と組み合わせて有する触媒前駆体を用いることによって与えられる可能性がある。] [0006] これらの問題を解決するためには、制御された条件下で予備重合することが必要な30μmより大きい平均粒径を有する触媒前駆体を用いて、制御されたモルホロジーを有する予備重合触媒を得ることが薦められることは、当業者に公知であり、EP−A−541760のような多くの公報において記載されている。予備重合の後は、触媒粒子はより大きくなり、それらの抵抗性も増加して重合条件下で破壊する傾向が減少するようになる。その結果、触媒はより大きなポリマー粒子を生成させることができ、また微粒子の形成も減少する。しかしながら、予備重合の効果によって触媒活性がしばしば減少するようになり、これによって、より大きな予備重合触媒粒子を用いてより高い生産性を得る試みが部分的に阻害される。] [0007] ここで、驚くべきことに、40μmより小さい平均粒径を有し、Mg、Ti、特定の化学式のスクシネート、及び特定の抽出特性を有する他のエステルドナーを含む触媒成分が、予備重合する必要なしに向上したモルホロジー安定性と共に非常に高い活性を示すことが見出された。] [0008] 塩化マグネシウムから構成され、チタン化合物、並びに特定の条件下で抽出性でないコハク酸のエステル、及び同じ条件下で抽出性のカルボン酸のエステルから選択される電子ドナーの特定の対がその上に存在する担体を含む触媒成分がWO02/30998に開示されている。この文献は、これらの触媒によって、高い値のキシレン不溶性を広範囲のアイソタクチシティ及び特に高いステレオブロック含量と組み合わせて有するプロピレンポリマーを得ることができることを示している。気相重合においてかかる触媒を用いる可能性は、他の方法と一緒に一般的にしか言及されていない。触媒の平均寸法に関してはどこにも議論又は言及されておらず、とりわけ気相重合においてかかる触媒を用いることに関する技術的な問題点はどこにも議論又は示されていない。] 先行技術 [0009] EP−B−713888 EP−A−541760 WO02/30998] [0010] したがって、本発明の対象は、40μm以下の平均粒径を有し、ハロゲン化マグネシウム、少なくとも1つのTi−ハロゲン結合を有するチタン化合物、並びに、その1つがドナーの全量に対して15〜50モル%の量で存在し、下記の式(I):] [0011] ] [0012] (式中、基R1及びR2は、互いに同一か又は異なり、場合によってはヘテロ原子を含む、C1〜C20の線状又は分岐のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、又はアルキルアリール基であり;基R3及びR4は、互いに同一か又は異なり、C1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C5〜C20アリール、アリールアルキル、又はアルキルアリール基であり、但しこれらの少なくとも1つは分岐アルキルである) のスクシネートから選択される少なくとも2種類の電子ドナー化合物(ここで、該化合物は、式(I)の構造において示されている2つの非対称炭素原子に関してタイプ(S,R)又は(R,S)の立体異性体、及び特性分析の項において開示されている抽出性の試験に基づいて30モル%超が抽出可能な少なくとも1種類の他の電子ドナー化合物である)を含む触媒成分である。] [0013] 本発明によれば、30モル%超が抽出可能な電子ドナー化合物は抽出性の電子ドナー化合物と定義する。好ましくは、式(I)のスクシネートの量は、電子ドナー化合物の全量に対して20〜45、より好ましくは22〜40モル%の間である。] [0014] 好ましくは、かかる触媒は、35μmより小さく、より好ましくは30μmより小さい平均粒径を有する。 好ましい態様においては、15%超が抽出可能でない式(I)のスクシネート、及び35%超が抽出可能な他の電子ドナー化合物を用いる。] [0015] R1及びR2は、好ましくはC1〜C8のアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、及びアルキルアリール基である。R1及びR2が、第1級アルキル、特に分岐第1級アルキルから選択される化合物が特に好ましい。好適なR1及びR2基の例は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、イソブチル、ネオペンチル、2−エチルヘキシルである。エチル、イソブチル、及びネオペンチルが特に好ましい。] [0016] R3及び/又はR4基が、第2級アルキル、例えばイソプロピル、sec−ブチル、2−ペンチル、3−ペンチル、又はシクロアルキル、例えばシクロヘキシル、シクロペンチル、シクロヘキシルメチルである化合物が特に好ましい。] [0017] 上記記載の化合物の例は、(S,R)(S,R)形態の、純粋又は混合、場合によってはラセミ形態の、ジエチル2,3−ビス(トリメチルシリル)スクシネート、ジエチル2,3−ビス(2−エチルブチル)スクシネート、ジエチル2,3−ジベンジルスクシネート、ジエチル2,3−ジイソプロピルスクシネート、ジイソブチル2,3−ジイソプロピルスクシネート、ジエチル2,3−ビス(シクロヘキシルメチル)スクシネート、ジエチル2,3−ジイソブチルスクシネート、ジエチル2,3−ジネオペンチルスクシネート、ジエチル2,3−ジシクロペンチルスクシネート、ジエチル2,3−ジシクロヘキシルスクシネートである。] [0018] 抽出性の電子ドナー化合物の中で、ベンゾエート、マロネート、フタレート、及び式(I)のものとは異なるスクシネートのような有機モノ又はジカルボン酸のエステルが特に好ましい。マロネートの中で、式(II):] [0019] ] [0020] (式中、R1は、H、又はC1〜C20の線状又は分岐のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、又はアルキルアリール基であり;R2は、C1〜C20の線状又は分岐のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、又はアルキルアリール基であり;R3及びR4は、互いに同一か又は異なり、C1〜C20の線状又は分岐のアルキル基又はC3〜C20シクロアルキル基である) のものが特に好ましい。] [0021] 好ましくは、R3及びR4は、第1級の線状又は分岐のC1〜C20アルキル基、より好ましくは第1級の分岐C4〜C20アルキル基、例えばイソブチル又はネオペンチル基である。] [0022] R2は好ましくは、特にR1がHである場合には、線状又は分岐のC3〜C20アルキル、シクロアルキル、又はアリールアルキル基であり、より好ましくは、R2はC3〜C20の第2級アルキル、シクロアルキル、又はアリールアルキル基である。] [0023] 好ましい芳香族カルボン酸のエステルは、場合によっては置換されている安息香酸及びフタル酸のC1〜C20アルキル又はアリールエステルから選択される。かかる酸のアルキルエステルが好ましい。C1〜C6の線状又は分岐のアルキルエステルが特に好ましい。具体例は、エチルベンゾエート、n−ブチルベンゾエート、p−メトキシエチルベンゾエート、p−エトキシエチルベンゾエート、イソブチルベンゾエート、エチルp−トルエート、ジエチルフタレート、ジ−n−プロピルフタレート、ジ−n−ブチルフタレート、ジ−n−ペンチルフタレート、ジ−i−ペンチルフタレート、ビス(2−エチルヘキシル)フタレート、エチルイソブチルフタレート、エチル−n−ブチルフタレート、ジ−n−ヘキシルフタレート、ジイソブチルフタレートである。式(I)のものとは異なるスクシネートの特定の下位分類を、本発明による抽出性のドナーとして用いることができる。] [0024] 化合物の好ましい群の1つは、式(III):] [0025] ] [0026] (式中、基R3〜R5は水素であり、R6は、3〜10個の炭素原子を有する分岐のアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、及びアルキルアリール基である) によって示されるものである。R6が、3〜10個の炭素原子を有する分岐第1級アルキル基又はシクロアルキル基である化合物が特に好ましい。具体例は、ジエチルsec−ブチルスクシネート、ジエチルテキシルスクシネート、ジエチルシクロプロピルスクシネート、ジエチルノルボルニルスクシネート、ジエチル(10−)ペルヒドロナフチルスクシネート、ジエチルトリメチルシリルスクシネート、ジエチルメトキシスクシネート、ジエチルp−メトキシフェニルスクシネート、ジエチルp−クロロフェニルスクシネート、ジエチルフェニルスクシネート、ジエチルシクロヘキシルスクシネート、ジエチルベンジルスクシネート、ジエチル(シクロヘキシルメチル)スクシネート、ジエチルt−ブチルスクシネート、ジエチルイソブチルスクシネート、ジエチルイソプロピルスクシネート、ジエチルネオペンチルスクシネートである。] [0027] 好ましい化合物の他の下位分類は、R3及びR4が水素であり、R5及びR6が、場合によってはヘテロ原子を含むC1〜C20の線状又は分岐のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、又はアルキルアリール基である式(III)のものである。好適な2,2−二置換スクシネートの具体例は、ジエチル2,2−ジメチルスクシネート、ジエチル2−エチル−2−メチルスクシネート、ジエチル2−ベンジル−2−イソプロピルスクシネート、ジエチル2−(シクロヘキシルメチル)−2−イソブチルスクシネート、ジエチル2−シクロペンチル−2−n−プロピルスクシネート、ジエチル2,2−ジイソブチルスクシネート、ジエチル2−シクロヘキシル−2−エチルスクシネート、ジエチル2−イソプロピル−2−メチルスクシネート、ジエチル2,2−ジイソプロピルジエチル2−イソブチル−2−エチルスクシネート、ジエチル2−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピル)−2−メチルスクシネート、ジエチル2−イソペンチル−2−イソブチルスクシネート、ジエチル2−フェニル−2−n−ブチルスクシネート、ジイソブチル2,2−ジメチルスクシネート、ジイソブチル2−エチル−2−メチルスクシネート、ジイソブチル2−ベンジル−2−イソプロピルスクシネート、ジイソブチル2−(シクロヘキシルメチル)−2−イソブチルスクシネート、ジイソブチル2−シクロペンチル−2−n−プロピルスクシネートである。] [0028] 更に、上記記載の式(I)のスクシネートの(S,S)、(R,R)、又はメソ形態を用いることもできる。 式(I)の異なるスクシネートの混合物は非抽出性のドナーとして用いることができ、抽出性のドナーの混合物を更に用いることができる。特に、本発明者らは、R3及びR4が同一である式(I)のスクシネートを、抽出性又は非抽出性の電子ドナーの両方として用いることが特に有利であることを見出した。実際、R3及びR4が同一である式(I)の化合物は、それらの製造プロセスの直接的な結果として、メソ形態(S,S及びR,R)並びにラセミ形態(S,R及びR,S)の混合物にすることができる。したがって幾つかの場合においては、当業者は既に、本発明の触媒の製造において用いる抽出性及び非抽出性のドナーの混合物を有している。混合物中の1つのドナーの固有の量によって、触媒の最終組成を上記に示した限界値内にするために更なる量の抽出性ドナーが必要である可能性がある。] [0029] 非抽出性のドナーとしてラセミ形態のジエチル又はジイソブチル2,3−ジイソプロピルスクシネート、及び抽出性のドナーとしてメソ形態のジエチル又はジイソブチル2,3−ジイソプロピルスクシネートをアルキルフタレートと共に含む触媒成分を用いることが特に興味深いことが分かった。] [0030] 上記で説明したように、本発明の触媒成分は、上記の電子ドナーに加えて、少なくとも1つのTi−ハロゲン結合を有するチタン化合物及びMgハロゲン化物を含む。マグネシウムハロゲン化物は、好ましくは、チーグラー・ナッタ触媒用の担体として特許文献から広範に知られている活性形態のMgCl2である。特許USP4,298,718及びUSP4,495,338は、チーグラー・ナッタ触媒においてこれらの化合物を用いることを最初に記載したものである。オレフィンの重合用の触媒の成分において担体又は共担体として用いられる活性形態のマグネシウム二ハロゲン化物は、非活性ハロゲン化物のスペクトルにおいて現れる最も強度の高い回折線が強度低下して、その最大強度がより強度の高い線のものと比較して低い角度に向かって移動するハロによって置換されているX線スペクトルによって特徴づけられることがこれらの特許から公知である。] [0031] 本発明の触媒成分において用いる好ましいチタン化合物は、TiCl4及びTiCl3であり、更に、式:Ti(OR)n−yXy(式中、nはチタンの価数であり、yは1乃至n−1の間の数であり、Xはハロゲンであり、Rは1〜10個の炭素原子を有する炭化水素基である)のTi−ハロアルコラートである。] [0032] 固体触媒成分の製造は幾つかの方法にしたがって行うことができる。 好ましい方法によれば、固体触媒成分は、式:Ti(OR)n−yXy(式中、nはチタンの価数であり、yは1乃至nの間の数である)のチタン化合物、好ましくはTiCl4を、式:MgCl2・pROH(式中、pは0.1〜6、好ましくは2〜3.5の数であり、Rは1〜18個の炭素原子を有する炭化水素基である)を有する好適に小さい粒径の付加体から誘導される塩化マグネシウムと反応させることによって製造することができる。この付加体は、付加体と非混和性の不活性炭化水素の存在下において、付加体の融点(100〜130℃)において撹拌条件下で操作して、アルコールと塩化マグネシウムとを混合することによって、好ましい球状形態及び小さい粒径で製造することができる。次に、エマルジョンを速やかにクエンチし、それによって小さい球状粒子の形態で付加体の固化を起こさせる。好適に小さい平均粒径は、ミキサーにおいて10,000〜80,000、好ましくは30,000〜80,000の間のレイノルズ数(REM)を有するような条件を保持することで系に高エネルギー剪断応力を与えることによって得られる。ミキサー内部の液体の流れのタイプは、式:Re=NL2・d/η(式中、Nは単位時間あたりのスターラーの回転速度であり、Lはスターラーの特性長であり、一方、dはエマルジョンの密度であり、ηは動粘度である)によって定義される修正された上記記載のレイノルズ数(ReM)によって示される。上記で記載した理由により、付加体の粒径を減少させる方法の1つはスターラーの回転数を増加させることであることが導かれる。] [0033] WO02/051544(その記載は参照として本明細書中に包含する)によれば、特に良好な結果は、クエンチ段階におけるエマルジョンの移送中、及び更にクエンチ中においても高いレイノルズ数を保持した場合に得られる。] [0034] 十分なエネルギーを系に与えると、好適な寸法の固体触媒成分を生成して、チタン化合物と反応させることによって40μより小さい平均粒径を有する触媒成分を得ることを可能にするのに十分に小さい平均粒径を既に有する付加体の球状粒子を得ることができる。] [0035] かくして得られる付加体粒子は、5〜45μm、好ましくは5〜30μmの範囲の以下の特性分析の項において記載されている方法によって測定される平均粒径、及び好ましくは、式:(P90−P10)/P50(ここで、同じ方法にしたがって測定される粒径分布曲線において、P90は、粒子の全体積の90%がこの値よりも小さい直径を有するような直径の値であり;P10は、粒子の全体積の10%がこの値よりも小さい直径を有するような直径の値であり;P50は、粒子の全体積の50%がこの値よりも小さい直径を有するような直径の値である)によって計算して1.2より小さい粒径分布(SPAN)を有する。] [0036] 粒径分布は、WO02/051544の教示にしたがうことによって本質的に狭くすることができる。しかしながら、この方法の代替法において、或いはSPANを更に狭くするために、流体流の機械的篩別及び/又は水簸のような適当な手段によって最も大きい及び/又は最も微細なフラクションを排除することができる。] [0037] 付加体粒子は、Ti化合物と直接反応させることができ、或いは、アルコールのモル数が一般に3よりも低く、好ましくは0.1〜2.5の間である付加体が得られるように、予め熱制御脱アルコール化(80〜130℃)にかけることができる。Ti化合物との反応は、付加体粒子(脱アルコール化又はそのまま)を冷TiCl4(一般に0℃)中に懸濁し;混合物を80〜130℃に加熱し、この温度に0.5〜2時間保持することによって行うことができる。TiCl4による処理は1回以上行うことができる。電子ドナー化合物は、TiCl4による処理中に加えることができる。これらは、TiCl4による同じ処理中に一緒に、或いは2以上の処理中に別々に加えることができる。] [0038] 上記の方法にしたがって得られる固体触媒成分は、一般に20〜500m2/gの間、好ましくは50〜400m2/gの間の表面積(BET法による)、及び0.2cm3/gより大きく、好ましくは0.2〜0.6cm3/gの間である全多孔度(BET法による)を示す。] [0039] 製造法に関係なく、所望の電子ドナー化合物、特にカルボン酸のエステルから選択されるものは、そのまま加えることができ、或いは他の方法においては、例えばエステル化、エステル交換等のような公知の化学反応を用いて所望の電子ドナー化合物に変化させることができる適当な前駆体を用いることによってその場で得ることができる。] [0040] 2以上の電子ドナー化合物の最終量は、MgCl2に対するモル比が0.01〜1、好ましくは0.05〜0.5となるようなものである。 本発明による固体触媒成分は、公知の方法にしたがってそれらを有機アルミニウム化合物と反応させることによって、オレフィン重合用の触媒に転化する。] [0041] 特に、本発明の対象は、 (i)上記で開示した固体触媒成分; (ii)有機金属化合物;及び場合によっては (iii)外部電子ドナー化合物; の間の反応の生成物を含む、オレフィン:CH2=CHR(式中、Rは水素、又は1〜12個の炭素原子を有する炭化水素基である)の重合用の触媒である。] [0042] 有機金属化合物(ii)は、好ましくはアルキル−Al化合物、特に例えばトリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリ−n−ブチルアルミニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム、トリ−n−オクチルアルミニウムのようなトリアルキルアルミニウム化合物の中から選択される。また、場合によっては上記のトリアルキルアルミニウムと混合して、アルキルアルミニウムハロゲン化物、アルキルアルミニウム水素化物、或いはアルキルアルミニウムセスキクロリド、例えばAlEt2Cl及びAl2Et3Cl3を用いることもできる。] [0043] 好適な外部電子ドナー(iii)としては、シラン、エーテル、エステル、アミン、複素環式化合物、及びケトンが挙げられる。好ましい外部ドナー化合物の特定の種類は、式:R5aR6bSi(OR7)c(式中、a及びbは0〜2の整数であり、cは1〜4の整数であり、(a+b+c)の合計は4であり;R5、R6、及びR7は、場合によってはヘテロ原子を含む、1〜18個の炭素原子を有するアルキル、アルキレン、シクロアルキル、又はアリール基である)のシランのものである。aが1であり、bが1であり、cが2であり、R5及びR6の少なくとも1つが、場合によってはヘテロ原子を含む3〜10個の炭素原子を有する分岐のアルキル、シクロアルキル、又はアリール基から選択され、R7がC1〜C10アルキル基、特にメチルであるケイ素化合物が特に好ましい。かかる好ましいケイ素化合物の例は、メチルシクロヘキシルジメトキシシラン、ジシクロペンチルジメトキシシランである。] [0044] したがって、 (i)上記記載の固体触媒成分; (ii)アルキルアルミニウム化合物;及び (iii)場合によっては電子ドナー化合物(外部ドナー); の間の反応の生成物を含む触媒の存在下で行う、オレフィン:CH2=CHR(式中、Rは水素、又は1〜12個の炭素原子を有する炭化水素基である)の(共)重合方法は、本発明の更なる対象を構成する。] [0045] オレフィンは、好ましくは、エチレン、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、及びこれらの混合物の中から選択される。好ましくは、本方法は、プロピレンを場合によってはエチレン及び/又はより高級のα−オレフィンと混合して重合して、アイソタクチックプロピレンホモ又はコポリマーを与えることに関する。かかる触媒はまた、10重量%以下の他のオレフィンを含むかかるアイソタクチックホモ又はコポリマーに加えて、ヘテロ相コポリマーの全量を基準として10〜50重量%の、70重量%より大きい室温におけるキシレン中の溶解度を有するオレフィンコポリマーを含むヘテロ相コポリマーの製造において用いることもできる。好ましくは、オレフィンコポリマーは、プロピレン/エチレンコポリマー、及びエチレン/ブテン−1コポリマーの中から選択される。] [0046] 重合プロセスは、公知の方法、例えば希釈剤として不活性炭化水素溶媒を用いるスラリー重合、或いは反応媒体として液体モノマー(例えばプロピレン)を用いるバルク重合にしたがって行うことができる。しかしながら、上述したように、高い収率を、高い値の嵩密度によって示される有益なモルホロジー特性と組み合わせて得ることができる気相重合法においてかかる触媒系を用いることが特に有利であることが見出された。] [0047] 本方法は、1以上の流動床又は機械撹拌床反応器内で運転して行うことができる。通常は、流動床反応器においては、その速度が移送速度よりも高くない流動化ガスの流れによって流動化が得られる。その結果、反応器の大体の閉鎖区域内で流動化粒子の床を見ることができる。] [0048] 上記で説明したように、本発明の触媒は予備重合を行うことなく流動床反応器において上首尾に用いることができる。したがって、これらは予備重合区域を備えていない気相重合プラントにおいて用いることができる。それにもかかわらず、これによって0.40g/cm3より大きい嵩密度を有するポリマー、特にプロピレンポリマーを、触媒1gあたり10kgより大きい活性、及び驚くべきことに2重量%より少ない微粒子(則ち125μmより小さい直径又は半径を有するもの)の割合と共に得ることができる。] [0049] 重合は、一般に40〜120℃、好ましくは40〜100℃、より好ましくは50〜90℃の温度で行う。重合は気相中で行い、運転圧力は一般に0.5〜5MPaの間、好ましくは1〜4MPaである。バルク重合においては、運転圧力は一般に1〜8MPaの間、好ましくは1.5〜5MPaの間である。] [0050] 本発明を限定することなくより良好に説明するために以下の実施例を与える。 特性分析: 電子ドナー(ED)化合物の抽出性に関する試験: A.固体触媒成分の製造: 窒素でパージした500mLの4つ口丸底フラスコ中に、0℃において250mLのTiCl4を導入した。撹拌しながら、10.0gの微細球状MgCl2・2.8C2H5OH(USP4,399,054の実施例2に記載された方法にしたがって、しかしながら10,000に代えて3,000rpmで運転して調製した)を導入した。また、4.4ミリモルの選択された電子ドナー化合物も加えた。] [0051] 温度を100℃に昇温し、この温度に120分間保持した。次に、撹拌を停止し、固体生成物を沈降させ、上澄み液を吸い出した。 250mLの新しいTiCl4を加えた。混合物を撹拌下120℃において60分間反応させ、次に上澄み液を吸い出した。固体(A)を60℃の無水ヘキサン(6×100mL)で6回洗浄し、真空下で乾燥し、Mg及び電子ドナー化合物の定量測定のために分析した。電子ドナー化合物のタイプ、及びMgに対するそのモル比(比A)を表1に報告する。] [0052] B.固体Aの処理: メカニカルスターラー及び濾過膜を備えた250mLのジャケット付きガラス反応器中に、窒素雰囲気下で、190mLの無水n−ヘキサン、19ミリモルのAlEt3、及びAにおいて記載したように調製した2gの触媒成分を導入した。混合物を撹拌(400rpmの撹拌速度)しながら60℃において1時間加熱した。その時間の後、混合物を濾過し、60℃のn−ヘキサンで4回洗浄し、最後に真空下30℃で4時間乾燥した。次に固体を、Mg及び電子ドナー化合物の定量測定のために分析した。電子ドナー化合物のタイプ、及びMgに対するそのモル比(比B)を表1に報告する。式:抽出されたEDの%=(比A−比B)/比A;にしたがって電子ドナー化合物の抽出性を計算した。] [0053] XIの測定: 2.5gのポリマーを、撹拌下135℃において250mLのo−キシレン中に30分間溶解し、次に溶液を25℃に冷却し、30分後、不溶のポリマーを濾過した。得られた溶液を窒素流中で蒸発させ、残渣を乾燥し、秤量して可溶ポリマーの割合を求め、次に差によってXI%を求めた。] [0054] 付加体及び触媒の平均粒径: 「Malvern Instr. 2600」装置を用いて、単色レーザー光の光回折の原理に基づく方法によって測定した。平均寸法はP50として与えた。] [0055] ポリマーの平均粒径: それぞれ5、7、10、18、35、及び200番のASTM−E11−87による6種類の篩の組を備えたCombustion Engineering Endecottから入手できるTyler Testing Sieve Shaker RX-29モデルBを用いることによって測定した。] [0056] 実施例: 実施例1: 固体前駆体粒子の製造: 300gの式:MgCl2・2.8EtOHの溶融付加体、及び900gの白色鉱油OB55を、スターラーを取り付けた3Lのジャケット付き容器中に導入した。混合物を撹拌下125℃の温度に0.5時間保持した。撹拌速度は2000rpmであった。次に、容器を加圧し、エマルジョンを125℃の温度に保持したパイプ中に移し、これによってエマルジョンを10℃の温度のヘキサンを含む冷却浴中に移した。] [0057] 濾過によって固体付加体粒子を回収し、乾燥した。これらの平均粒径は22μmであり、SPANは0.95であった。かくして得られた付加体粒子を次に、付加体のアルコール含量が約48重量%になるまで、50℃から100℃へ徐々に上昇する温度の窒素流にかけた。] [0058] 固体触媒成分の製造: 窒素でパージした1Lの4つ口丸底フラスコ中に、0℃において800mLのTiCl4を導入した。撹拌しながら、上記に記載のようにして調製した56.0gの微細球状付加体を導入した。内部ドナーとして、40℃において、それぞれ31及び11のMg/ドナーのモル比のrac−ジエチル2,3−ジイソプロピルスクシネート及びジイソブチルフタレートを導入した。温度を100℃に昇温し、1時間保持した。次に、撹拌を停止し、固体生成物を沈降させ、上澄み液を吸い出した。] [0059] 次に、800mLの新しいTiCl4を加えた。混合物を120℃において30分間反応させ、次に上澄み液を吸い出した。次に、このTiCl4による先の処理を同じ条件下で繰り返した。固体を60℃の無水ヘキサン(6×100mL)で6回洗浄した。最後に、固体を真空下で乾燥し、分析した。22.5μmの粒径を有する最終触媒は、2.5%のTi、10.9重量%のジイソブチルフタレート、及び4.3重量%のジエチル2,3−ジイソプロピルスクシネートを含んでいた。] [0060] 気相プロピレン重合: プロピレンホモポリマーを製造するための重合手順: 気相重合反応器中に、表2に報告する量の、プロピレン流中の触媒成分、アルミニウムトリエチル(TEAL)、外部ドナーとしてジシクロペンチルジメトキシシラン(DCPMS)を、連続の一定流で別々に供給することによってポリプロピレンを製造した。重合温度は75℃であり、全圧は24bargであった。] [0061] 反応器から排出されたポリマー粒子を蒸気処理にかけて、反応性モノマー及び揮発性物質を除去した後、乾燥した。結果を表2に示す。 比較例1: 固体前駆体粒子の製造: 実施例1に記載のようにして製造を行った。相違点は、固体前駆体粒子の製造においてより低い撹拌速度を採用したことであった。その結果、平均粒径は72μmであった。] [0062] 固体触媒成分の製造: 実施例1に記載のようにして製造を行った。かくして得られた固体触媒は、70μmの平均粒径を有し、1.8%のTi、2.7%のジイソブチルフタレート、及び2.4重量%のジエチル2,3−ジイソプロピルスクシネートを含んでいた。かかる触媒を、実施例1において開示したものと同じ条件下でのプロピレンの気相重合において用いた。結果を表2に示す。] [0063] 比較例2: 実施例1において開示されているものと同じ条件下で触媒を調製した。相違点は、内部ドナーとしてジイソブチルフタレートのみを7のMg/ドナーのモル比で用いたことであった。かくして得られた固体触媒は、22.8μmの平均粒径を有し、3%のTi、14.3%のジイソブチルフタレートを含んでいた。かかる触媒を、実施例1において開示したものと同じ条件下でのプロピレンの気相重合において用いた。結果を表2に示す。] [0064] ] 実施例 [0065] ]
权利要求:
請求項1 40μm以下の平均粒径を有し、ハロゲン化マグネシウム、少なくとも1つのTi−ハロゲン結合を有するチタン化合物、並びに、その1つがドナーの全量に対して15〜50モル%の量で存在し、下記の式(I):(式中、基R1及びR2は、互いに同一か又は異なり、場合によってはヘテロ原子を含む、C1〜C20の線状又は分岐のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、又はアルキルアリール基であり;基R3及びR4は、互いに同一か又は異なり、C1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C5〜C20アリール、アリールアルキル、又はアルキルアリール基であり、但しこれらの少なくとも1つは分岐アルキルである)のスクシネートから選択される少なくとも2種類の電子ドナー化合物(ここで、該化合物は、式(I)の構造において示されている2つの非対称炭素原子に関してタイプ(S,R)又は(R,S)の立体異性体、及び30モル%超が抽出可能な少なくとも1種類の他の電子ドナー化合物である)を含む固体触媒成分。 請求項2 式(I)のスクシネートの量が電子ドナー化合物の全量に対して20〜45モル%の間である、請求項1に記載の触媒成分。 請求項3 式(I)のスクシネートが、(S,R)(S,R)形態の、純粋又は混合、場合によってはラセミ形態の、ジエチル2,3−ビス(トリメチルシリル)スクシネート、ジエチル2,3−ビス(2−エチルブチル)スクシネート、ジエチル2,3−ジベンジルスクシネート、ジエチル2,3−ジイソプロピルスクシネート、ジイソブチル2,3−ジイソプロピルスクシネート、ジエチル2,3−ビス(シクロヘキシルメチル)スクシネート、ジエチル2,3−ジイソブチルスクシネート、ジエチル2,3−ジネオペンチルスクシネート、ジエチル2,3−ジシクロペンチルスクシネート、ジエチル2,3−ジシクロヘキシルスクシネートの中から選択される、請求項1に記載の触媒成分。 請求項4 35μmより小さい平均粒径を有する、請求項1に記載の触媒成分。 請求項5 抽出性の電子ドナー化合物が有機モノ又はジカルボン酸のエステルから選択される、請求項1に記載の触媒成分。 請求項6 抽出性の電子ドナー化合物が、ベンゾエート、マロネート、フタレート、及び式(I)のものとは異なるスクシネートから選択される、請求項5に記載の触媒成分。 請求項7 抽出性のドナーがフタレートから選択される、請求項6に記載の触媒成分。 請求項8 (i)請求項1〜7のいずれかに記載の固体触媒成分;(ii)有機金属化合物;及び(iii)外部電子ドナー化合物;の間の反応の生成物を含む、オレフィン重合用触媒。 請求項9 請求項8に記載の触媒の存在下で行うオレフィンの重合方法。 請求項10 気相中で行う、請求項9に記載の方法。 請求項11 流動床反応器内で行うプロピレンの重合のための、請求項10に記載の方法。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-03-06| A300| Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120306 |
优先权:
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